皆さん、こんにちは。
埼玉県さいたま市を拠点にPC工法を用いた工事を手がけるNHS株式会社です。
とても暑くなる日本の夏。できれば冷房の効いた屋内で過ごしたいところですが、そうもいかないのが建設業界です。炎天下での作業中は、常に暑さ対策をしなければなりません。その一環として広く使われているのが「空調服」です。ここでは空調服の特徴や、NHSが取り組んでいる暑さ対策をご紹介します。
■夏の建設現場は暑さとの闘い
建設現場の危険というと、高所作業や重量物を扱うなど物理的な危険をイメージする方が多いと思われます。しかし、夏場の暑さによる熱中症等も、必ず対策すべきリスクなのです。特に近年の日本の夏は、記録的な暑さになることが増えているため、熱中症対策がより重要になってきました。
国の統計によると、職場における熱中症による死傷者は、毎年数百名発生しています。記録的な猛暑となった2018年は、死傷者が1,178人(うち死亡者28人)にも達しました。そして、業種別の熱中症の死傷者数を見た場合、最も多いのが建設業なのです。
死亡災害に限定しても、建設業が最多業種となっており、死傷災害に占める死亡災害の割合は5.3%にもなります(2017年~2021年)。2021年は、全体の死亡者数が20人なのに対し、建設業は11人と過半数を占めています。夏の建設現場は、まさに暑さとの闘いといっていいでしょう。
国もこの状況に危機感を抱いており、関係省庁や労働災害防止団体などが連携して「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を展開しています。もちろん各事業者も、積極的に熱中症対策に取り組むべきなのです。
■建設業界の暑さ対策の鉄板「空調服」
建設現場における暑さ対策はいろいろありますが、特に重要なポイントの1つが服装です。国の資料でも、熱中症発症時に通気性の悪い衣服を着用していたケースがあることが指摘されています。通気性の悪い服装は、体温の放熱を妨げて深部体温を上昇させ、熱中症を引き起こすリスクがあるのです。
とはいえ、作業中の怪我防止などを考えると、建設現場ではある程度しっかりした服装を身につける必要があります。さらに屋外である以上、冷房をつけることもできません。そこで、暑さ対策として用いられているのが「空調服(ファン付ウェア)」です。
空調服は小型ファンのついた服で、ファンによって服の中に外気を取り入れ、体の表面に大量の風を流します。これにより汗の蒸発を促進し、涼しく快適に過ごせるようになるという仕組みです。屋外のようなエアコンを使用できない状況でも、体を冷やして熱中症を防ぎつつ作業ができます。
また、無駄な汗をかかないので体力の消耗を抑えられる他、あせもなどの汗による皮膚疾患予防につながるのもメリットです。もちろん、快適さによる作業効率のアップも期待できるでしょう。現在では建設業界の暑さ対策の鉄板として、数多くの職人が使用しています。
■NHSでは空調服を支給しています!
空調服は自分で購入しないといけないケースも多いのですが、NHSでは毎年7月くらいから、基本的には全社員に空調服を支給しています。もちろんこだわりがある人は、自分で買ってそろえるのもOK! さらに、夏場は塩飴や経口補水液などを常備しておくなど、積極的な熱中症対策に取り組んでいます。
建設業界は「3K」のイメージが強い業界ですが、NHSは暑さ対策をはじめとする安全対策を万全にし、いい仕事ができる環境を整えてきました。悪天候時に作業を強行したり、新人に難しい作業を1人でさせたりすることも絶対にありません。従業員の安全確保は、どのような現場でも最優先しています。
また、土日は基本的に休みで年間休日は120日以上。完全月給制のため毎月安定した給与を受け取れます。福利厚生も充実しており、ワークライフバランスを取りながら働いていただくことが可能です。
現在は、PCの製作・建方や、現場でのPC配線工事、耐震補強、足場工事に関わる現場スタッフを募集しております。安全性に配慮された現場で、やりがいのある仕事をしてみませんか? 詳細については、要項(https://nhs-kyujin.jp/recruit#section_144427)もあわせてご覧ください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。