建設業界は人手不足が課題⁉今後の対策とは?

皆さん、こんにちは。埼玉県さいたま市を拠点にPC工法を用いた工事を手がけるNHS株式会社です。

これまで建設業界の現状について紹介してきましたが、一番大きな課題は何だと思いますか?それは人手不足です。慢性的な人手不足が続く建設業で、さまざまな課題が浮き彫りになっています。今回は、建設業界の大きな課題である人手不足について、原因や対策法などを紹介していきます。



■建設業界は人手不足が大きな課題



建設業界とは、土木と建築の2業種をまとめて呼ぶ名称です。日本は、少子高齢化の影響を大きく受け、人手不足の問題を抱えている業種が増えていますが、特に建設業ではその傾向が強く見られます。


建設業界の仕事は需要が安定していますが、人手不足に悩む企業が多く、業界全体での離職率も高まっています。さらに、厚生労働省が発表しているデータによると建設業の技能者のおよそ3分の1が55歳以上であり、他の業種と比べても高齢化が進んでいます。このため、このまま人手不足の状況が続くと、供給が追いつかなくなる恐れがあります。


出典:総務省「労働力調査」



■人手不足になる原因について



建設業界が人手不足になる原因として、主に4つ考えられます。


建設業は、肉体労働であるにも関わらず、他の業種に比べ労働時間が長いうえ休日も少なく、他業種から転職しようとしても敬遠されてしまうことがあげられます。また、高齢化が進んでいるために、日本で長く続いている年功序列型の方式をとっている企業が多く、与えられる仕事と自らのスキルのギャップを感じるために、新たな人材が入職しづらい状況も続いています。


さらに、多くの業種で進められているDXの推進が、建設業界では大幅に遅れており、現在でもアナログなやり取りをしている企業が多数見られます。労働環境の整備は進んでいるものの、建設業界で3Kと言われる 「きつい」「汚い」「危険」というイメージも根強く残っており、建設業の若者離れは解消にいたっていないのです。



■今後も人手不足は加速⁉その対策とは



建設業界が抱える人手不足という課題について、建設業全体での取り組みが行われています。


最初にあげられる取り組みが、外国人労働者などの採用です。2019年から特定技能制度が始まり、建設分野においては、特定技能2号への移行により、無期限で雇用ができるようになったことで、建設業に就業する労働者の増加が期待されています。


働き方改革による労働環境の整備も、重要な取り組みです。労働時間の管理や休日の確保など、働きやすい環境を整えることで、人手不足の解消につながる可能性があります。


新工法・機械・AIなどの導入による省人化を図り、限られた人員で業務を行う対策も求められるほか、新人の待遇をあげることで長く働いてもらえる環境づくりも重要です。


建設業界は、国内のインフラ整備に欠かせない業種であり、人手不足の解消は喫緊の課題とされています。 これらを解消すべく、国を挙げた取り組みも行われており、年功序列や長時間労働など建設業界特有の風潮も、少しずつ変わり始めているのです。


NHSでは、工期を短縮しつつ高い安全性と耐久性が見込めるPC工法を導入しているほか、働き方改革の取り組みにより、社員が安定して働ける環境づくりに努めております。次回の記事で、これらの詳細を紹介させていただきます。


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